漫画を読んでも怒られない漫画好きには恵まれた家庭環境

 我が家はとても恵まれた環境にあります。親から漫画を読むことを反対されないのです。私が子供の頃はもちろん、自分が親になってからも同様に、「子供」が漫画を読んでいても「漫画ばかり読んで」とは誰も言いません。唯一注意することと言えば、暗い部屋で読んでいたときに「明るい場所で読みなさい」ということくらいです。

 私の両親が漫画好きで、特に父は色んな漫画を持っていました。それから、当時は貸本屋さんから主要な週刊漫画雑誌を毎週借りていました。もちろん、少年漫画も少女漫画も両方ともです。おかげで私は幼い頃からあらゆる漫画を読むことができましたし、毎週のように書店巡りもしていました。

1980年代から1990年ごろにかけての人気漫画は、その大半を読んできたものです。環境のせいなのか、親子で好きな漫画の傾向が似ているらしく、子供の頃に私が買い集めていったコミックスの大半は、母も読んでいました。今でも私が何か買うと、「貸して」と言ってきます。

 私の子供は私や両親ほど漫画を読むわけではありませんが、やはり好きになる傾向は似ていて、そしてそのなかから厳選してコミックスを買い集めています。

面白いことに、私と子供のそれぞれが同じ漫画を全巻揃えたものもあったりします。30年前の人気漫画で、今でも人気があるものなのですが、私があつめたコミックスはとても古くなってしまっているため、子供が新たに買い集めたのです。

 私のものはほとんどが初版、子供のは何十回も増刷されていて、その差を比べるのもとても楽しくさえあります。それから、親子で気に入って集め始めた漫画も少なくはありません。子供と雑誌などで好きな漫画が重なった場合は、コミックスを必ず買っています。

 連載も毎週読んでいて、「今週のあの漫画は面白かったね」と感想を語り合うくらい。そうやって語り合っているとき、なんて我が家は恵まれた環境にあるんだろうと嬉しくなってしまいます。

 将来子供が大きくなって、さらにその子供ができたときも、同じような環境を引き継いで行ければと夢見る日々です。
投稿日:2016年7月19日

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