おすすめの少女漫画家『一条ゆかり』先生の作品について

 一条ゆかり先生の漫画を最初に読んだのは、中学生のころでした。そのときに『りぼん』に掲載されていた『有閑倶楽部』です。そのときの内容は、お菊人形におばあさんが乗り移って・・という話で、なので私は『有閑俱楽部』はホラー漫画だと思ってしまいました。

 そのころは、この作品のような絵柄はあまり好きになれず、一条先生の作品をその後しばらく読むことはなく、一条作品のことをもっと知るようになるきっかけは、それもたぶん雑誌に載っていたラブストーリーの作品です。

 『有閑倶楽部』については、中学生か高校生のころに周りの女の子の友達と、メンバーの誰が好きかという話をしました。清四郎かみろくか(美童は誰も選ばない)・・、私以外の友達はみんな清四郎でした。どうしてでしょう(汗)私だけがみろく派でした。

 なんで清四郎が多いかというと、やっぱり完璧だからだと思います。あれだけできないことはない人には確かに憧れるのはわかりますけど、清四郎はちょっと近寄りがたいというか、バカにされそうだというイメージがあるので私は選びませんでした。

 女子キャラではやはり悠理です。当時の私達にとっては可憐や野梨子はあまり好きになれなかったのかもしれません(今読み返すと、可憐はけっこう好き、野梨子は・・やっぱり苦手かも)。

 一条作品はもちろん『有閑倶楽部』だけではないです。高校生のころ、テスト前になぜか『女ともだち』を全巻買って読んでしまい、それから『有閑・・』以外の作品を次々と読んでいきました。昔の絵柄が全然違う作品も読みました。ひとりの漫画家の先生の絵がこんなに変わるなんてと、最初は信じられませんでした。

一条先生は今は休養中で、たまにエッセイみたいな本が出るくらいです。もう作品が生み出されることはないのでしょうか・・。そんなことを考えるより、まだ読んでない作品を探して読んでみようと思います。
投稿日:2016年7月15日

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