『君に届け』変化する私の少女漫画趣味

 私は中高生の頃、LaLaの漫画をたくさん読んでいました。

 最初は、友達が貸してくれたことでした。私は一人の女の子がモテる系よりも複数のカップルが誕生する系が好きだったので、『SA』や『悩殺ジャンキー』がお気に入りでした。LaLaの漫画ではありませんが、『君に届け』も、流行り始める前から読んでいたと思います。

 そして、私は高校生になりました。中学時代の漫画を貸してくれていた友だちとは離れ離れになったので、続きが気になっていた『君に届け』などを、TSUTAYAで借りて読むようになりました。

 そして、それから、私は運命の出会いをしました。それは、ヤマシタトモコと西炯子です。この二人にはびっくりするくらいハマって、少女漫画の既刊を全部買い集めました。ヤマシタトモコは、描かれているものがどんぴしゃと言うか、「あー分かる!」といったところが多くて、ツボに入りました。

 西炯子は、恥ずかしながら私は枯れ専の傾向があるので、『女男の一生』がものすごくツボに入りました。もちろん、その間も普通の少女漫画は読んでいました。『君に届け』は一番推していたあかねちゃんが付き合うところまで読みましたし、『脳内ポイズンベリー』もその奇抜な発想がツボに入りました。それから、えすとえむも気に入りました。あの人は少女漫画に手を出し始めたばかりなので作品は少ないですが、これ幸いとばかりに買い集めています。

 私がTSUTAYAで借りるから実物を購入するに移行したのは、やはり、何度も読み返したいからです。それだけ読みたい少女漫画に出会えたのは、高校生になってからでした。それまでは、友だちが読んでいるからなんとなく借りて読んでいたのですが、もっと大人向けの漫画の方が、私のツボに入ったのです。

 今、私の本棚には、少女漫画がずらりと並んでいます。私はそれを、気分に合わせてあれこれ読みます。これが至福の時間です。
投稿日:2016年7月15日

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